昔話をしようと思います。前編

最近は、「にこにこして、誰とでも会話できて、議論を避けて、相手に同情できて、ポジティブ」な人になりたいなと思っています。

けれど、子供のころ、そんな風になりたいなんて微塵も思っていなかったんですよね。なんでなんだろう。私どうなりたかったんだろう。今、もう昔の自分がどう考えていたのか思い出せないし、過去の弱かった自分に寄り添えない。
それが、とても怖くて、良くないことに思えるので、考えてみたいと思います。

私がどんな子供だったか、から始めますか。
私は本が好きで、一人遊びも好きで、なんで「友達」が必要なのか分からなかったんですよね。
学校は勉強をしに行くところだと思っていたから、本ばかり読んでいたら、何故か学級会で前に立たされて「なんでおにぎりさんと遊んであげないんですか?」みたいな話し合いが開催されてしまったり。(「私が遊びたいと思ってないからなんだけど…」と思いながら聞いていた)

その日が、集団に入って初めて、自分がどうやら「ダメ」らしいことに気づいた時だったかもしれない。でも、周りが「ダメ」だと言っていても、自分は自分をまだ「ダメ」だとは思ってなかった。一人楽しかったし、何より私は頭が良かった。勉強が楽しくて学校に行って、帰って、親に褒められて、それだけで満足だった。

小中と、多少のズレを感じながらもなんとかやっていたけれど、本格的にうまくいかなくなったのは高校に入学してから。私は運悪く、とても頭がいい高校に入学しました。なぜ運が悪いか?私はその学校で一番馬鹿になってしまったからです。一番は、言い過ぎだけれど、下から数えて両手で足りるくらいだった。

勉強だけが取り柄だったのに、ちゃんと勉強しても、クラスのめちゃくちゃギャルっぽい人に成績で遠く及ばない。私=賢いだったのに、あのギャルより頭が悪いなら、私=…なんなのだ?と。
アイデンティティの喪失、私の人生最大の挫折を味わったのです。

ここへ来て、これまで必要ないと思っていたスキルがないことが、どれだけ深刻なことなのかに気付きます。「私、人とコミュニケーションが取れない」。ずっと人に興味がなかった。けれど、勉強が出来なくなって、私が他にできることを探そうと思っても、何にしてもまず人と話せなきゃいけないのでは?と、気づくのです。

思い出してきました。他人に興味ないんだから、ニコニコする必要なんざないわな…。じゃあどうなりたかったんだろう。続きはまた今度。