7 大学病院へ

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第七話 大学病院へ
※画像が正しく読み込めなかった方用
以下に続く文章は本ページに掲載されている漫画の内容をテキスト化したものです。検索エンジンによる正確な認識や、読み上げ機能の利用を目的としています。あらかじめご了承ください。

次男について現時点で分かっていること
心臓病:何かしらある
遺伝子疾患:ファローなら15%
ファロー四徴症:半々くらい?
発達障害:全人口中10%が発達障害だといわれるが心疾患だと18%が発達障害という調査結果がある。
おしお:障害があると決まったわけじゃない。はぁ~落ち着け自分
一週間ちょっと前の私はこうだった
~~衝撃!~~
おしお:心臓病!?発達障害もあるかも!!?
あらゆる感情の大波が押し寄せるが、
知識の獲得、感情の吐露、先人達の経験と激励という三段構えの防波堤を築いて乗り越える。
いまココ。

二ページ目
やっと荒波から逃れた頃、実母から里帰り後について連絡が来た。
実母:レンタルのベビーベッド借りていい?
おしお:あ~~検査が終わってからと思ってたけど…言うかあ。
おしおLINE:お話があります。里帰りできないかもしれません。
おしお:(がっかりさせたくなかったな…。)
おしお:夫がぁ!!あーでこーで障害ある子とかムリだよ育てきれんもん可愛いって思えんかったらもう施設とか預けたい!!もうやだぁ!うえぇーーーん!
そして洗いざらいぶちまけた。
実母:おしおは大丈夫?大丈夫じゃないわよね…。あまり心配の先取りをしないようにね。「育てられない」って、正直な気持ちが言えるならあなたは大丈夫。
関西と九州、遠くにいても母は私の「心」の近くにいてくれた。それがどれほど私を強くしてくれたか。私もこんな母でありたい。
そしていよいよ大学病院での検査の日。

三ページ目
おしお:っしゃーおらファローだか大血管転移だかはっきりしてもらおーやないか!!
夫:(ヨメに怒られ渋々午前休取って来ました)
医者:心臓に穴が空いてるかも。血管の場所も違うかも。また来週来て。
おしお:ふぁ??知ってるが?
会計(ずらずら…と行列)
おしお:ふぁ…
会計機:今日の会計0円
おしお:はっはっはっ妊婦健診扱いで0円だね
夫:(THE徒労)
意気込んで行った検査は徒労感たっぷりに終わった。
一人電車で帰るおにぎり。
結果は「予想通り」だっただけで、やはり「大丈夫」ではなかった。
心臓病の子の母になるのが決まった日だった。

続く