付き添い入院がはじまった。
約半年間続けてきた次男との引きこもり生活から一転、自分の寝るスペースに24時間、不特定多数の他人が入ってくる生活がこれから一ヶ月ほど続く。
どちらにも順応しようと頑張ってきた。
自宅看病中も入院中も外出が出来ないので、自分一人で完結する娯楽への投資は惜しまなかった。iPadでのお絵描きも始めたし、電子書籍も読むようになった。日記、手帳、ブログなど、書く時間もかなり長くなった。
自粛生活は気を抜くとすぐに運動不足になるため、飲食での娯楽には注意が必要だった。カロリーと栄養に気を使うため、健康的なご飯の自炊は出来ても、お取り寄せスイーツみたいなことは出来なかった。
運動それ自体もまめにした。手術前までは毎日ヨガを続けた。入院中も狭く硬く窓際の寒いベッドで寝ていると身体はバキバキで、しょっちゅうお腹を壊す。なるべく朝からストレッチをして、体を伸ばして温めるようにしている。
家と病院で大きく違うのがコミュニケーションだ。家では孤独に親しまなければいけない一方で、病院では誰とでも会話できないといけない。
看護師や医師は患者や患者家族をケアする立場にあるので基本的には優しいが、親は育児をするために来ているので、甘えてばかりではダメで、協力的でなければいけない。
また、子供にはたくさんの医療機器がついているので、その管を引っ張ったり外したりさせないように気をつけたり、アラームが鳴ったら看護師を呼んだり、排泄と食事と服薬とミルクの量を記録したりと、「準看護」のような仕事を任されるので、それらをサボらずこなせる能力も必要だったりする。
どちらも制限が多く、退屈だったり多忙だったり孤独だったりプライバシーが守られなかったりと色んなストレスに晒されている中で、自分の置かれている状況とすべきことを俯瞰して見て、力の抜きどころを探ってきた。
なんというか、これが復職後、どう活かされるのか、不透明。確実に逆境を耐え抜く不屈の精神的なものは手に入ったが、非常時のスタンスは時に通常時には向かない時がある。
特に情緒面の動じなさは、普通の人が共感を欲してきた時に求められたようなリアクションが返せずに「なんて冷たいんだ!」と思われてしまうやも。
逆に普通の人たちが何も考えずに楽しんでることを、「感染が怖い」みたいな不安で飛び込めないとかもあるかも。
非常対応に時間をかけて慣れていったように、また日常にも徐々に慣れていきたいと思う。

