プロローグ 病気がわかる前

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お腹この子は心臓病です
プロローグ 病気がわかる前 (妊娠7ヶ月)
※画像が正しく読み込めなかった方用
以下に続く文章は本ページに掲載されている漫画の内容をテキスト化したものです。検索エンジンによる正確な認識や、読み上げ機能の利用を目的としています。あらかじめご了承ください。

1ページ目
その日まではごくごく普通な妊娠生活だった。
おしおおにぎり アラフォー。関西在住。
おしお「足あげないよー」
長男(一歳)の育休中に妊娠。
あと一ヶ月で長男を連れて
九州の実家に里帰りする予定だった。

里帰り先の病院は地域でも評判のいい個人産院だった
無痛分娩実績多数
全室個室シャワートイレ付
限定ノベルティ&ニューボーンフォト
専属シェフのお祝膳&おやつ
両親も孫二人と生活できるのを楽しみにしていた。
両親「私たちの寝室使っていいよ!!ベッドも移動させて新しいの置くよ!」
おしお「あげ膳すえ膳や~!」

2ページ目
普段通りの妊婦検診(長男は一時保育)
長男「ぶう~ん!」(車のおもちゃで遊ぶ長男)
おしお「次男元気かな?」
すでに男の子と判明済みだった
助産師さん「少し心臓が傾いてみえるの。先生を呼んでくるね」
おしお「…?」
ぎゅっと腕に力を込める

プロローグ 病気がわかる前 終

あらすじ 
主人公である私(おしお)は、アラフォーで長男の育休中に次男を妊娠。妊娠7ヶ月を迎え、全てが順風満帆でした。九州の実家での里帰り出産は、評判の良い個人産院、豪華なサービス、そして両親の全面的なサポートが約束された、まさに夢のような計画。家族みんなが楽しみにしている、幸せの絶頂期の日常が1ページ目には描かれています。
衝撃の瞬間と今後の展開
しかし、その穏やかな日常は、2ページ目で一瞬にして崩れます。いつもの妊婦健診で、助産師さんから発せられた「少し心臓が傾いてみえる」という、たった一言。このセリフが、主人公の心に深い影を落とします。心臓の傾き-この違和感が、プロローグ「病気がわかる前」の結末であり、すべてが変わる運命の日の始まりです。
この後、物語は急速に医療の現実へと舵を切ります。
診断の確定と告知: 担当医から詳しく診てもらうため、すぐに大学病院へ紹介され、次男が先天性の心臓病であるという重い事実が告知されます。
里帰り計画の中止: 予定していた楽園のような里帰り出産は不可能となり、高次医療機関での出産準備へと切り替わります。
不安との闘い: 情報収集の中で、次男の病気の深刻さ、治療の複雑さ、将来的な手術の可能性など、目を背けたくなる現実に直面し、不安と恐怖に苛まれる日々。
母としての決断: 悩み、泣きながらも、まだ見ぬ次男のために最善の道を探し、心臓病を持つ子を産み育てる母としての覚悟を決めていく姿を描いていきます。